ドレスが作りたい❤マジメで長いお話。

長男の赤ちゃんの頃の写真が必要で探していたら、卒業製作で作ったドレスの写真が出てきました。

何だか不思議な気持ちが甦ってきて、私が今まで作った物の中で一番夢中になって作ったものかもしれない、そんなドレス*


高校で家政科に入学して、洋裁・和裁・お料理を学習しました。

やっぱり洋裁が一番好きで、今でもずっと仲良くしてもっらている一つ上の先輩に憧れて、私も服飾の道へ進学しました。

先輩の卒業製作ファッションショーでドレス姿を見て、

「私も作りたい!」

と思い、専門学校の卒業製作ファッションショーでドレスを作りました*

当時から大好きで興味のあったマリーアントワネット、18世紀のドレスを参考にして・・・

あの膨らみをどうやってパニエで作っているのだろうとか、

普通のサテンでは作りたくない!というのがあって、写真では分かりにくいけど全面刺繍の生地で作ったり、

お袖のフレアはたっぷり作って、別布でアコーディオンプリーツを作ろうとか...


右の写真のドレスなのだけれど、加工したら一段とふる〜い写真が出来上がりました(笑)確かに年代物ですけど,,,


先生と一緒に試行錯誤して製作したドレスは、有難いことに最優秀賞をいただきました*

卒業してもずっと販売と縫製のお仕事をして、ずっとお洋服に携わってきました。



縫製のお仕事の時にもベテランの方々に囲まれて、いかに早くきれいに仕上げるか。

何十年もこの道でやってきていた方々の裏ワザ、本当に為になりました。

身についた技術というのはしばらく離れていても忘れないもので、今でもしっかり私の中に沁みついている*

ボディに作りかけのお洋服をかけて、待ち針を打つあの時間がたまらなく好き❤



作り手は愛情も一緒にその”モノ”に注ぎます。

沢山の素晴らしい作り手さんと繋がっていると、それぞれの愛情が作品ややり取りの中で伝わります。

一つの作品に対する「想い」をお手に取った時に、身に着けた時に感じていただけたらと思います*


幸せのドレスを作りたいな〜❤